みなさんこんにちは。
今日は「立秋」ですね。
まだまだ厳しい暑さが続いていますが、早朝の空気にはなんとなく秋の気配が感じられる気がしますね。
さて、秋といえば学生たちは2学期のスタートに向けて準備を始める時期。
そんな中、昨今では教育現場でも無視できない“ある問題”が浮かび上がっています。
それが「高校などの学校がサイバー攻撃の標的になる」という事態です——
「高校の成績システムが人質に?教育現場を襲ったランサムウェアの脅威」
最近では企業だけでなく、教育機関もサイバー攻撃の対象となっています。
2024年3月、関東地方のある県立高校で発生したサイバー攻撃は、その象徴的な事例です。
この高校では、成績や出席情報などを管理するシステムが外部からの不正アクセスを受け、ランサムウェアによりデータが暗号化されてしまいました。犯人側は「解除してほしければ金銭を支払え」と脅迫。まさに“デジタル人質”の状態です。
なぜ高校が狙われたのか?
教育現場は意外とセキュリティ対策が後回しになりがちです。
・専任のIT担当者がいない
・外部業者任せで仕組みがブラックボックス
・先生方もセキュリティの意識が低い(メールの添付ファイルをそのまま開くなど)
こうした“スキ”が攻撃者に見抜かれてしまうのです。
具体的な被害と対応
この事例では、
・成績データが一時的に参照不能
・卒業判定に関わる情報が人質に
・保護者への説明対応に多くの時間と労力が必要
となり、学校運営に大きな混乱を招きました。
幸い、バックアップデータが別環境に保存されていたため、金銭の支払いなく復旧できましたが、バックアップがなければ深刻な事態になっていた可能性もあります。
企業・組織にとっての教訓
この事件は教育現場に限らず、すべての中小企業や団体にも通じる教訓です。
・社内システムのバックアップは定期的に実施
・社員教育で不審なメールやリンクに注意喚起
・セキュリティ診断で「外からどう見えるか」を可視化
といった基本の備えが、被害を防ぐ第一歩になります。
当社でも、「不正メール訓練サービス」や「情報セキュリティ研修」を通じて、こうしたリスクへの備えを支援しています。
「明日はあなたの身に起こるかもしれません。今のうちに備えておきましょう!」
ご相談や診断のご希望があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。
無料相談フォーム
https://www.gatewaylink.co.jp/inquiry_free/