AIが攻撃側に?ディープフェイクや自動化攻撃に中小企業はどう備えるべきか
AIの進化は私たちの生活やビジネスを便利にする一方で、「攻撃者の武器」にもなりつつあります。
近年急増しているのが、AIを使ったサイバー攻撃、特に「自動化攻撃」と「ディープフェイク」による新たな脅威です。
■ AIが仕掛ける“自動化された攻撃”
攻撃者はAIを使って、フィッシングメールやマルウェア付きの文書を自動生成し、大量にばらまく「自動化攻撃」を仕掛けてきます。
たとえば、特定の企業に合わせた自然な文面のメールを何百件も短時間で作成し、個人名や役職まで自動で挿入することも可能です。
しかも、送信のタイミングや件名も最適化されているため、受け取る側は「本物だ」と思い込んでしまいがちです。
■ ディープフェイクで信頼を悪用する
さらに注目すべきは「ディープフェイク」の活用です。
これは、AIが人物の顔や声を本物そっくりに合成する技術で、すでに詐欺目的の音声通話などに使われ始めています。
たとえば、経営者本人の“声”を使って社員に「至急、取引先に送金してほしい」と電話をかける…そんな詐欺が、実際に発生しています。
映像付きでZoom会議を装われたら、見抜くのはさらに困難になるでしょう。
■ 対策のカギは「AI×人の目×訓練」
こうした脅威に対抗するには、従来のセキュリティ対策だけでは不十分です。
私たちが推奨しているのは、「AIによる攻撃には、AIで守る」という考え方。
たとえば、CheckPoint社のUTMは、未知の通信や不審な振る舞いをAIがリアルタイムに検知する機能を備えています。
“ゼロデイ攻撃”のような未知の脅威にも、高度な検知ロジックで素早く対応可能です。
さらに大事なのは「人の気づき」。
不正メール訓練やITリテラシー研修を通じて、社員一人ひとりが「だまされない力」を身につけていくことも必要です。
■ まとめ:備えあればAIも怖くない
AIによって進化した攻撃手法は、今後ますます巧妙になっていくでしょう。
「自分たちは狙われない」という思い込みこそが、最大のリスクです。
「何から始めたらいいか分からない」という方も、不正メール訓練のお試しやサーバー・ドメインの脆弱性診断など、小さな一歩から始めてみませんか?
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