2025.07.31 USBメモリの使用、社内ルールありますか?

USBメモリ、まだ使っていませんか?社内ルール見直しのススメ


「USBメモリにデータを入れて自宅で作業します」
そんな声がまだ社内に残っていませんか?

かつては便利だったUSBメモリですが、現在では情報漏洩のリスクが非常に高く、企業の情報セキュリティにおいては“禁止”が当たり前になりつつあります。ところが、ルールが明文化されていなかったり、教育が行き届いていなかったりすることで、未だに個人判断で使用しているケースが中小企業では多く見受けられます。

なぜUSBメモリが危ないのか?

USBメモリは、紛失・盗難による情報漏洩のリスクが極めて高く、またマルウェア(悪意あるプログラム)に感染している可能性もあります。特に、社外で使用したUSBを社内PCに挿すことは、社内ネットワーク全体に影響を及ぼす危険な行為です。

ルールと教育、どちらも必要です

「USBは使ってはいけない」と一言で済ませるのではなく、なぜ使ってはいけないのかを丁寧に伝えることが重要です。
一方で、業務上やむを得ず使わざるを得ないケースがある場合は、ルールを定めたうえで、利用ログや暗号化、UTMでの監視などの対策が必要です。

当社でも情報セキュリティ研修を行う中で、「USBメモリを禁止しているはずなのに、社員の半数以上が使っていた」という事例は少なくありません。つまり、ルールの徹底には「教育」と「仕組み」の両輪が必要なのです。

まずは現状把握とルールの見直しを

・USBメモリの使用状況を調査する
・使用の必要がある部門に限定する
・持ち出し時の申請ルールを設ける
・全社員への研修でリスクを啓発する

こうした見直しから始めることをおすすめします。
「うちは紙中心の業務なので大丈夫」と思っている企業ほど要注意。少しの油断が、信用を失う大事故につながる時代です。

当社では、こうしたセキュリティルールの策定支援や社員向け研修、UTMによる通信制御の導入支援も行っております。お気軽にご相談ください。

無料相談申込
https://x.gd/aaQbt

では今日もセキュアな一日を!

2025.07.30 社外持ち出しPC、社内ルールありますか?

中小企業が見落としがちな「社外持ち出しPC」のセキュリティ対策とは?


リモートワークや出張、在宅勤務が定着した今、社外でのPC利用はすっかり当たり前になりました。でも、ちょっと待ってください。そのノートパソコン、本当に安全ですか?

セキュリティ対策といえば、ウイルス対策ソフトやパスワード管理、メール訓練などが注目されがちですが、実は見落とされがちなのが「社外持ち出し端末の管理」です。

■ よくあるリスク例

たとえば…
• カフェでPCを開いたまま席を外してしまう
• 自宅Wi-Fiを使って業務システムにアクセスする
• 公共交通機関で画面が見られていた(ショルダーハッキング)
• 万が一、PCを紛失・盗難されたときにログインロックもされていない

こうした状況は、小規模事業者ほど「あるある」だったりします。セキュリティに投資できる余裕がないから、つい甘くなってしまう。でもそこが狙われるのです。

■ 対策のポイントは「3つのS」

中小企業でもすぐに実践できるポイントをまとめました:
1. Screen(スクリーン)対策
のぞき見防止フィルムを貼るだけでも効果大!
2. Storage(保存)対策
重要データはローカル保存しない。クラウド利用+アクセス制限を。
3. Shutdown(シャットダウン)運用
離席時はスリープやログオフ、最悪でもスクリーンロックを。

加えて、「端末の持ち出しルールを社内で文書化する」ことも忘れずに。ルールが曖昧だと、ミスや事故が起きても責任の所在が曖昧になります。

■ 研修も有効!小さな会社こそ「人」の対策を

技術的な対策に限界があるからこそ、社員の意識を高めることが最大の防御策になります。当社では、パソコンの持ち出しに関する研修や、不正メール対応のトレーニングも提供しています。
小さな会社だからこそ、シンプルで実践的な学びが大切なんです。

「そんなこと今さら…」と思っていたら、明日はあなたの番かもしれません。
セキュリティは思い立ったその日がスタートです!

中小企業の情報セキュリティ強化を進めてまいりましょう!
ご不明な点がありましたら、まずは無料相談からお気軽にどうぞ。
https://x.gd/aaQbt

では今日もセキュアな1日を!

2025.07.29 無料で出来る情報セキュリティ対策5選

おはようございます。
7月29日(火)、今日も全国的に暑そうですね💦
私の住む街の今日の最高気温は39℃の予報です😓
情報セキュリティ対策も大切ですが、体調管理にも十分お気をつけください!

さて火曜日のテーマは【中小企業向け情報セキュリティ対策】です。


本日はこちら
「コストゼロでもここまでできる!中小企業が今すぐ始めるべき無料のセキュリティ対策5選」

「うちは予算がないから…」はもう通用しない

サイバー攻撃のニュースが連日取り上げられるなか、「中小企業だから狙われない」「セキュリティは大企業の話」と思っていませんか?
実際には中小企業こそ狙われやすく、セキュリティの甘さが命取りになるケースも少なくありません。

でも、「予算がない」「専門人材がいない」といった理由で対策を後回しにしてしまう企業が多いのも現実。
今回は、コストをかけずに今すぐ始められる情報セキュリティ対策を5つ厳選してご紹介します。

1. 無料のパスワードチェックツールを使う

社内で使っているパスワード、本当に安全ですか?
「123456」や「password」は今でも使用者が多く、一瞬で破られるレベル。
無料の強度チェックサイト(例:Have I Been Pwned、NordPassなど)を使って、まずは現状を把握しましょう。

2. OSとソフトウェアの自動更新をONにする

地味ですが最も基本的で効果的なのがこれ。
WindowsやmacOS、Office製品、ブラウザなどのアップデートを自動化するだけで、既知の脆弱性への攻撃を防げます。

3. 無料で受けられる“擬似攻撃”の体験研修を活用

当社では、不正メール訓練サービスの無料トライアルをご用意しています。
実際に偽のメールを送り、従業員がどう反応するかをテスト。
その後のフォロー研修で、正しい判断力を身につけられます。社員教育のきっかけにも最適です。

4. 役割ごとのアクセス制限を見直す

社員全員が全ファイルにアクセスできる状態…なんてことはありませんか?
ファイルサーバーやクラウドストレージには役割ごとのアクセス権設定をするだけで、情報漏えいリスクが大幅に減少します。

5. 「情報セキュリティ5か条」を社内に掲示する

IPA(情報処理推進機構)が公開している「5か条」ポスターは無料でダウンロード可能。
・OSやソフトは常に最新
・ウイルス対策ソフトは必ず導入
・パスワードは強固に
・共有設定を見直す
・脅威や攻撃の手口を知る
シンプルながら社員の意識を高めるツールとして有効です。

セキュリティは“気づいた日”が始めどき

これらの対策はすべて「無料」で始められます。
「今は予算がないから…」といって放置するより、まずはできることから一歩を踏み出すことが大切です。

当社では、中小企業向けの情報セキュリティ研修や不正メール訓練などを、初めての方向けにわかりやすくご提供しています。
まずはお気軽に無料相談から!
https://www.gatewaylink.co.jp/inquiry_free/

では今日もセキュアな1日を!

2025.07.25 ChatGPT、情報セキュリティの基本をおさえて安全に使いましょう!

生成AIで業務効率化!でも忘れちゃいけない「情報セキュリティ」の基本

「AIを使って業務を効率化したい!」
最近、多くの中小企業からこういった声を耳にするようになりました。特に注目されているのが、ChatGPTなどの生成AIの活用です。文章作成や議事録要約、企画のアイデア出しなど、これまで時間がかかっていた業務を大幅に時短できるというメリットがあります。

しかし、ここで忘れてはいけないのが情報セキュリティとのバランスです。

たとえば、生成AIに「このお客様とのメール内容を要約して」と指示したくなったとしましょう。便利そうですが、そこには「顧客情報を外部に入力してしまう」リスクが潜んでいます。
生成AIの多くはクラウド上で動いており、入力した情報が学習データとして蓄積される可能性があるのです(※現在のChatGPT Plusなどではオプトアウト設定が可能)。

セキュリティの基本を押さえたAI活用を

以下のようなルールを社内でしっかり整備しておくことが重要です:
• 業務上の機密情報をAIに入力しない
• 生成AIの利用目的・範囲を明文化する
• クラウドサービスのセキュリティ対策状況を確認する

実際、生成AIの導入と並行して「情報セキュリティ研修」を実施する企業も増えています。
当社でも、ChatGPTの基本と業務活用活用+情報セキュリティをセットで学べる研修プランをご用意していますので、ぜひ一度ご相談ください。

UTMなど既存の防御も引き続き重要

AI時代とはいえ、メールによるウイルス感染やフィッシング詐欺のリスクは相変わらず存在します。
生成AIが活躍しても、それらを防ぐのはUTM(統合脅威管理)や不正メール訓練といった、従来のセキュリティ対策です。
CheckPoint社のUTMなどは、AIによる攻撃の兆候も分析可能な機能があり、併用することでより強固な防御が可能になります。

業務の効率化を目指すなら、AI活用と情報セキュリティの「両輪」を意識しましょう。
どちらかが欠けると、便利さの裏に落とし穴があるかもしれません。

最新の対策や診断をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください!

===日本の中小企業のサイバー攻撃被害をゼロに!===

では今日もセキュアな一日を!

【開催報告】7月23日、愛知県警とコラボ!「情報セキュリティ無料セミナー」に登壇しました

【開催報告】愛知県警とコラボ!「情報セキュリティ無料セミナー」に登壇しました

2025年7月23日(水)、愛知県名古屋市にて、合同会社社長のミカタ様主催の「情報セキュリティ無料セミナー」に登壇いたしました。今回は愛知県警察とのコラボ企画ということもあり、普段なかなか聞くことのできない貴重な情報が満載のイベントとなりました。

会場には60名以上の方にご参加いただき、愛知県内のみならず、長野県・富山県・静岡県など他県から足を運んでくださった方も多く、関心の高さを実感しました。

【前半】愛知県警サイバー犯罪対策課による最新の事例紹介

セミナー前半では、愛知県警察本部サイバー犯罪対策課の担当官が登壇。
ネット詐欺の最新事例や、サイバー攻撃の手口が日々進化していること、そして警察の対応や取組みなど、普段はなかなか聞けない内容に参加者の皆さんも真剣に耳を傾けておられました。

【後半】私からは「すぐできるセキュリティ対策」をご紹介

後半は、私が代表理事を務める「一般社団法人 中小企業をサイバー攻撃から守る会」として登壇。
中小企業に特化した情報セキュリティの基本や、初歩的なリスクの見直し方、さらに“お金をかけずにできる”実践的な対策をご紹介しました。

【体験型コンテンツが大好評!】

特に盛り上がったのが、2つの体験型コーナーです。

• 「あなたのアドレス、漏洩していませんか?」
メールアドレスを使って、過去に情報漏洩したサービスがないかをその場でチェックできる体験は、参加者から「怖いけど勉強になった!」との声が多数。

• 「パスワードの強さを調べてみよう」
自身のパスワードがどれほど安全か、リアルタイムで確認できる体験には、驚きと学びが混在し、盛り上がりを見せました。

【ご参加ありがとうございました!】

終了後には「ぜひ地元でも開催してほしい!」というリクエストも多数いただき、地域を超えて情報セキュリティの重要性が浸透しつつあることを強く感じました。愛知県警察の担当官からも「とても有意義なセミナーだった」とのお言葉をいただき、大変光栄でした。

今後も、皆さまの大切なビジネスを守るための情報発信と支援活動を続けてまいります。

セミナーのご依頼などのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

さて次回以降のスケジュールは下記の通りですので、ご期待ください!

8月19日(水)秋田県警察とのコラボセミナー
8月20日(木)警視庁とのコラボオンラインセミナー(クアドラ大学様主催)
9月19日(金)京都府警察とのコラボセミナー(クアドラ大学様主催)
10月9日(木)兵庫県警察とのコラボセミナー

2025.07.22 今更人に聞けない、UTMってなに?

UTMって何ができるの?中小企業を守る“オールインワンセキュリティ”の実力とは

UTMは“複数のセキュリティ機能”をひとまとめにした守護神!

近年、企業に対するサイバー攻撃は巧妙かつ多様化しています。
でも、すべての対策を個別に行うのは中小企業にとってコストも手間もかかりすぎる——そこで登場するのがUTM(統合脅威管理)です。

UTMは、「必要なセキュリティ対策を全部まとめてくれる装置」のようなもの。
“1台で何役もこなす”という点で、非常に中小企業向きのセキュリティ機器です。

主なUTMの機能はこの5つ!

UTMの代表的な機能を、ざっくり解説してみます。

1. ファイアウォール
外部からの不正アクセスをシャットアウト。まさに最前線の壁です。

2. アンチウイルス
ネットワーク経由で入り込むウイルスやマルウェアを検知・除去します。

3. アンチスパム
迷惑メールやフィッシングメールをブロックし、社員のうっかりクリックを防止。

4. Webフィルタリング
業務に無関係なサイトや危険なサイトへのアクセスを制限。
「見てはいけないサイト」を自動でふるい分けしてくれます。

5. IDS/IPS(侵入検知・防御)
社内に入り込もうとする攻撃を検知し、自動で遮断・警告してくれます。

導入は面倒?実は“設置するだけ”で効果が出る場合も

「UTMって難しそう」と思われがちですが、設定済みの機器を設置するだけで、すぐに運用開始できる製品も多く存在します。
特にCheckPoint社のUTM製品は、初心者でも扱いやすく、サポートも充実しているため、初めての導入にはおすすめです。

もちろん、細かいチューニングを行えばさらに効果的になりますが、「まずは入口を固めたい」という企業にとっては、UTMの導入だけでも大きな安心材料になります。

UTMは“最低限の備え”として最適な選択肢

UTMは「何から始めればいいかわからない」中小企業にとって、最もシンプルで効果的な第一歩です。
多層防御を1台で実現し、社内にセキュリティ担当者がいなくても安心。

「うちはまだ大丈夫」と思っている今が、実は一番狙われやすい状態かもしれません。
まずはUTMという“守りの盾”から始めてみませんか?

当社では、CheckPoint社のUTMを活用し、SOC(セキュリティ監視センター)標準対応の運用支援も提供しています。
「導入して終わり」ではなく、専門家による継続的な監視と対応までサポートすることで、さらに安心なセキュリティ体制を実現可能です。

最新の対策や診断をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。

では今日もセキュアな一日を!

2025.7.15 「教育」こそ最強の防御

セキュリティは「システム」より「ひと」から始めよう

〜 研修で社員の意識を変える中小企業の第一歩 〜

サイバー攻撃の多くは、実は「人のうっかり」がきっかけです。
最新のセキュリティ機器を導入していても、メールのリンクをうっかりクリックしたら終わり。
中小企業にとって一番のリスクは、「社員のセキュリティ意識が低いこと」かもしれません。

◾️だからこそ、「教育」が最強の防御

情報セキュリティ対策というと、高価なソフトや専門知識が必要な印象がありますが、
実は最も効果的でコストパフォーマンスが高いのが “社員研修” です。

「メールの添付ファイルは本当に安全?」
「このUSB、誰の?持ち込んでいいの?」
「退職者のアカウントって、ちゃんと削除されてる?」
こうした基本的な行動ができているかどうかで、被害の確率は大きく変わります。

◾️「やらされ感」ではなく「自分ごと」に

ありがちな失敗は、「社長命令だから受けるだけ」の研修。
社員にとっては「またお堅い話か…」と感じるだけで、すぐに忘れてしまいます。

だからこそ、現場のリアルに寄り添った研修が大切です。
たとえば、
• 実際にあったメール詐欺の事例を紹介
• パスワードを使い回した結果、取引先から苦情が来た例
• SNS投稿がきっかけで情報漏洩した実話 など

「自分にも起こりうる」と感じた瞬間、セキュリティは “自分ごと” に変わります。

◾️まずは小さく始める「5人1グループ」のワークショップ

いきなり全社での本格研修はハードルが高い……
そんなときは、少人数での座談会形式の研修がおすすめです。
「ウチの職場で気をつけるべきことって何だろう?」と、社員同士が話し合うだけでも意識が変わります。

ここで出た意見は、会社のセキュリティルールを整備するヒントにもなります。

◾️まとめ:意識が変われば行動が変わる

IT対策や設備投資ももちろん重要ですが、
それを活かすのは結局、「人の意識」です。
社員一人ひとりが「自分が守る」という気持ちを持てば、
中小企業でも立派なセキュリティ文化を築くことができます。

「セキュリティ研修って、意味あるの?」と感じていた方こそ、
まずは ”気づき” を与える場づくりから始めてみてはいかがでしょうか。

情報セキュリティやITリテラシーに関する研修サービスの導入についても、お気軽にご相談ください。

では今日も、セキュアな一日を!

2025.07.14 「自律型AIボット」が標的型攻撃に悪用?企業に迫る“無限ハッカー”の脅威とは

ここ最近、セキュリティ業界をざわつかせているのが「AIエージェント型マルウェア」の登場です。

セキュリティ企業のSquareX社が発表したレポートによると、ChromeやEdgeなどのブラウザ拡張機能に紛れて、悪意あるAIボットがユーザーの操作を真似たり、勝手に通信を開始したりと、従来のマルウェアでは考えられない「自律行動」が確認されたとのことです。

このAIは、人間のように「目的に応じて柔軟に動く」ことができ、メールから機密情報を抜き出したり、内部の業務ツールを操作したりと、従来のスクリプト型攻撃の枠を超えています。

■ 経営者が注目すべきポイント
1. パターンに頼った防御は無力に
AIエージェント型の攻撃は、既知のウイルス定義ファイルでは検出が困難。人間のように動くため、”ルールベース”の対策だけでは不十分です。
2. 「クリックしない」だけでは防げない
攻撃者はAIに業務メールやチャットを分析させ、「自然な」やりとりで侵入を図ってきます。社員の一瞬の油断が命取りになる時代です。
3. 中小企業も狙われる理由
防御が甘い企業ほど、AI攻撃の“練習台”として狙われやすい傾向にあります。大企業だけの問題と思ってはいけません。

■ では、どう備えるか?

今後ますます進化するAI型サイバー攻撃に対しては、「多層防御」かつ「人の判断力」を高めることがカギになります。
• 次世代型UTM(統合脅威管理)の導入
AI行動に近い異常通信やパターンを検知することが可能です。CheckPoint製のUTMは、特にゼロデイ攻撃にも強い製品として知られています。
• セキュリティ研修の強化
「AIが自動で騙してくる」ことを社員に理解させ、怪しい挙動を“感覚的”に察知できるようにすることが、今後の重要な対策です。

AIが便利になればなるほど、その裏で悪用も進化していきます。
「自社は関係ない」と思っている企業こそ、今一度、自社の守りを見直すタイミングかもしれません。
ご不明な点がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

では今日もセキュアな一日を!

2025.07.01 無料で始める!中小企業の情報セキュリティ対策5選

「無料から始める!中小企業の情報セキュリティ対策5選」
〜まずは“やれること”から、被害を防ぐ第一歩〜

中小企業の経営者の皆さん、「うちは狙われるほどの情報はないから大丈夫」と思っいませんか?
実はその“油断”こそが、サイバー攻撃の標的になる最大の理由の一つです。

最近のサイバー攻撃は、大企業だけでなく、セキュリティ対策が手薄な中小企業を狙傾向が強まっています。とはいえ、対策にコストをかけられないという声もよく聞きます。そこで今回は、無料または低コストでできる中小企業向け情報セキュリティ対策を5つご紹介します。

【1】パスワードの強化と管理の徹底

安易なパスワード(例:123456、password)は絶対NGです。
英数字・記号を組み合わせた12文字以上の強固なパスワードを推奨します。無料で使えるパスワード管理ツール(例:BitwardenやKeePass)を導入すれば、運用の手間も大幅に軽減できます。

【2】Windowsやソフトの自動アップデートをONにする

脆弱性(ぜいじゃくせい=ソフトの穴)を突かれることが多いため、常に最新の状態に保つことが重要です。特にOSやブラウザ、Microsoft Officeなどは自動更新を有効にしておきましょう。

【3】無料のウイルス対策ソフトを使う

Windowsには「Microsoft Defender」というウイルス対策機能が標準搭載されています。基本的な防御はこれでも十分。ただし、不安な場合は無料のセキュリティソフト(例:Avast、AVG)を併用するのも選択肢です。

【4】怪しいメールを開かない教育

従業員が不審なメールを開かない・添付をクリックしない・返信しないようにするだけでも、攻撃の多くは防げます。月1回の簡単な社内周知や、不正メール訓練サービスの活用が効果的です。

【5】「USBメモリ禁止」などのルール整備

情報漏洩の原因は人が引き起こすケースが多く、社内ルールの整備は超重要です。特に、私物のUSBや私用PCの使用制限をルール化しておくだけでリスクは大幅に軽減されます。

これらの対策は、すぐにでも実施できるものばかりです。大がかりなシステム導入よりも、まずは「やれることをやる」ことが被害を防ぐ一番の近道です。

そして、少し慣れてきたら、UTM(統合脅威管理)機器の導入や、メール訓練・セキュリティ研修なども視野に入れてみてください。当社では中小企業向けに、低コスト・高効果の導入支援も行っています。

「明日はあなたの身に起こるかもしれません。お気をつけください!」
ご不明な点があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

では今日もセキュアな1日を!