2025.08.22 AI×クラウド 次世代セキュリティとは?

AIとクラウドの融合がもたらす「次世代セキュリティ」の形とは?


みなさん、おはようございます。
金曜日のブログテーマは「AIやクラウドのトレンド」です。

ここ数年、AIとクラウドの進化がビジネスに大きな変革をもたらしています。特にサイバーセキュリティの分野では、「AI×クラウド」という組み合わせが新しい防御のカタチを作りつつあります。

クラウドサービスを利用する企業は年々増加しており、中小企業でも「コストを抑えて高機能な環境を利用できる」という理由から導入が加速しています。しかし一方で、クラウド環境は社外からもアクセス可能であるため、不正ログインや情報漏洩などのリスクも増加しています。

ここで注目されているのがAIによる自動検知です。AIは「通常の行動」と「不審な行動」の違いを学習し、わずかな異常をリアルタイムで検知することが可能です。たとえば、深夜に海外から突然のアクセスが発生した場合、従来の仕組みでは見逃されるケースもありましたが、AIは「利用者の普段の行動パターンと違う」と判断し、即座にアラートを出します。

さらに、クラウド基盤では大量のログ(利用記録)が自動的に収集されます。AIがこれを解析することで、過去の攻撃傾向から「次に狙われやすい弱点」を予測することも可能になってきています。いわば“未来を読む防御”が現実のものとなりつつあるのです。

中小企業にとっての課題は、「限られた人材と予算で、どうやって高度なセキュリティを確保するか」。その答えの一つが、AIとクラウドを組み合わせたセキュリティサービスの活用です。たとえばCheckPoint社のUTMは、クラウド経由で最新の攻撃情報を常時アップデートし、AIが不審な振る舞いを即座に遮断する仕組みを備えています。自社で大規模なSOC(セキュリティ監視センター)を持たなくても、世界水準の防御を享受できるのです。

AIやクラウドの進化は脅威であると同時に、大きな味方にもなります。「まだ自社には早い」と思わずに、まずは自社のセキュリティ環境を見直し、AIとクラウドをどう取り入れるかを検討してみてはいかがでしょうか。

最新のトレンドに遅れず、先手のセキュリティ対策を進めていきましょう。

2025.08.08 AIによるサイバー攻撃!ディープフェイク・自動化攻撃の脅威

AIが攻撃側に?ディープフェイクや自動化攻撃に中小企業はどう備えるべきか


AIの進化は私たちの生活やビジネスを便利にする一方で、「攻撃者の武器」にもなりつつあります。
近年急増しているのが、AIを使ったサイバー攻撃、特に「自動化攻撃」と「ディープフェイク」による新たな脅威です。

■ AIが仕掛ける“自動化された攻撃”

攻撃者はAIを使って、フィッシングメールやマルウェア付きの文書を自動生成し、大量にばらまく「自動化攻撃」を仕掛けてきます。

たとえば、特定の企業に合わせた自然な文面のメールを何百件も短時間で作成し、個人名や役職まで自動で挿入することも可能です。
しかも、送信のタイミングや件名も最適化されているため、受け取る側は「本物だ」と思い込んでしまいがちです。

■ ディープフェイクで信頼を悪用する

さらに注目すべきは「ディープフェイク」の活用です。
これは、AIが人物の顔や声を本物そっくりに合成する技術で、すでに詐欺目的の音声通話などに使われ始めています。

たとえば、経営者本人の“声”を使って社員に「至急、取引先に送金してほしい」と電話をかける…そんな詐欺が、実際に発生しています。
映像付きでZoom会議を装われたら、見抜くのはさらに困難になるでしょう。

■ 対策のカギは「AI×人の目×訓練」

こうした脅威に対抗するには、従来のセキュリティ対策だけでは不十分です。

私たちが推奨しているのは、「AIによる攻撃には、AIで守る」という考え方。
たとえば、CheckPoint社のUTMは、未知の通信や不審な振る舞いをAIがリアルタイムに検知する機能を備えています。
“ゼロデイ攻撃”のような未知の脅威にも、高度な検知ロジックで素早く対応可能です。

さらに大事なのは「人の気づき」。
不正メール訓練やITリテラシー研修を通じて、社員一人ひとりが「だまされない力」を身につけていくことも必要です。

■ まとめ:備えあればAIも怖くない

AIによって進化した攻撃手法は、今後ますます巧妙になっていくでしょう。
「自分たちは狙われない」という思い込みこそが、最大のリスクです。

「何から始めたらいいか分からない」という方も、不正メール訓練のお試しやサーバー・ドメインの脆弱性診断など、小さな一歩から始めてみませんか?

感染したかも!と思ったら今すぐ迷わずご連絡ください。
また、セキュリティに不安のある方は、無料相談窓口へどうぞ
https://www.gatewaylink.co.jp/inquiry_free/

2025.08.01 生成AI利用で、”うっかり情報漏洩”!?

AI活用の時代にこそ求められる「セキュリティリテラシー」—利便性の裏に潜むリスクとは?


1週間くらい前から、急に蝉の声が騒がしくなりましたね。
これからお盆にかけて、猛暑が続くと思いますが、みなさんくれぐれも熱中症対策に抜かりの無いようにお気をつけ下さい。

さて、生成AI、クラウドAI、業務アシスタントAI…。
ここ数年、AI技術は爆発的な進化を遂げ、中小企業でも日常業務での利用を検討されるケースも増えてきました。

社内文書の作成、営業メールの下書き、スケジュール調整や議事録の自動化まで、AIの恩恵は計り知れません。しかしその一方で、「AIを使うこと」自体が新たなセキュリティリスクを生み出していることをご存知でしょうか?

AIが引き起こす“うっかり情報漏洩”の現実

例えば、ChatGPTに対して「お客様の見積データを要約して」と指示する場面。
この時、個人情報や機密データをそのまま入力してしまえば、AI側に意図せず情報を渡してしまうことになります。

もちろん多くのAIは適切な利用ガイドラインを設けていますが、「うっかり入力」や「社内でルールが共有されていない」ことが原因で、情報漏洩につながる事例が増えています。

また、AIを騙って偽のメッセージを送りつける“AIフィッシング”も登場しており、従来のセキュリティ対策では防ぎきれないケースも出始めています。

求められるのは「技術」よりも「意識」と「教育」

AIやクラウドの活用は、これからのビジネスにおいて避けて通れません。
だからこそ、社員一人ひとりが「なにを入力してはいけないのか」「なにがリスクになるのか」を理解しておく必要があるのです。

技術的な対策だけでなく、セキュリティリテラシーを高める研修や教育の仕組みが、これからの企業の生命線になります。

UTMなどの防御も、あくまで「土台」

もちろん、AIフィッシングや不正アクセスに備えたUTM(統合脅威管理)などのシステム的な防御策も不可欠です。
特に CheckPoint社のUTMは、最新のAI攻撃にも対応する設計がなされており、クラウド連携も強みです。

ただし、それも社員のセキュリティ意識があってこそ真価を発揮します。
技術と教育、その両輪があってはじめて、AI活用は「安全な武器」になるのです。

AIを便利に使う時代だからこそ、ルールとリテラシーの再確認を。
「そんな基本的なこと、今さら…」と思った方こそ、見直すべきタイミングかもしれません。

最新の対策や診断、生成AI活用研修などをご希望の方は、
下記無料相談からエントリーして下さい。
https://x.gd/aaQbt

では今日もセキュアな1日を。

2025.07.25 ChatGPT、情報セキュリティの基本をおさえて安全に使いましょう!

生成AIで業務効率化!でも忘れちゃいけない「情報セキュリティ」の基本

「AIを使って業務を効率化したい!」
最近、多くの中小企業からこういった声を耳にするようになりました。特に注目されているのが、ChatGPTなどの生成AIの活用です。文章作成や議事録要約、企画のアイデア出しなど、これまで時間がかかっていた業務を大幅に時短できるというメリットがあります。

しかし、ここで忘れてはいけないのが情報セキュリティとのバランスです。

たとえば、生成AIに「このお客様とのメール内容を要約して」と指示したくなったとしましょう。便利そうですが、そこには「顧客情報を外部に入力してしまう」リスクが潜んでいます。
生成AIの多くはクラウド上で動いており、入力した情報が学習データとして蓄積される可能性があるのです(※現在のChatGPT Plusなどではオプトアウト設定が可能)。

セキュリティの基本を押さえたAI活用を

以下のようなルールを社内でしっかり整備しておくことが重要です:
• 業務上の機密情報をAIに入力しない
• 生成AIの利用目的・範囲を明文化する
• クラウドサービスのセキュリティ対策状況を確認する

実際、生成AIの導入と並行して「情報セキュリティ研修」を実施する企業も増えています。
当社でも、ChatGPTの基本と業務活用活用+情報セキュリティをセットで学べる研修プランをご用意していますので、ぜひ一度ご相談ください。

UTMなど既存の防御も引き続き重要

AI時代とはいえ、メールによるウイルス感染やフィッシング詐欺のリスクは相変わらず存在します。
生成AIが活躍しても、それらを防ぐのはUTM(統合脅威管理)や不正メール訓練といった、従来のセキュリティ対策です。
CheckPoint社のUTMなどは、AIによる攻撃の兆候も分析可能な機能があり、併用することでより強固な防御が可能になります。

業務の効率化を目指すなら、AI活用と情報セキュリティの「両輪」を意識しましょう。
どちらかが欠けると、便利さの裏に落とし穴があるかもしれません。

最新の対策や診断をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください!

===日本の中小企業のサイバー攻撃被害をゼロに!===

では今日もセキュアな一日を!

2025.07.18 ChatGPT、ファインチューニングで自社に最適化を!

中小企業でもできる!ChatGPTの「ファインチューニング」で業務効率を最大化

生成AIは「聞いたことはあるけど、何ができるのかよくわからない」という方もまだ多いと思います。最近では、ChatGPTに「自社専用の知識を学習させる“ファインチューニング”」という活用法が注目されています。

実はこの技術、中小企業こそ業務効率化に役立つ方法なんです。

ファインチューニングとは?ざっくり説明します

ファインチューニングとは、AIに自社の業務内容や専門用語、ルールをあらかじめ覚えさせることで、“自社専用AI”のようにチューニングする技術です。

例えばこんなことが可能になります:
• 自社独自の用語や略語にも正確に応答
• 社内のマニュアルやFAQに基づいた回答を即座に提示
• 特定の業界知識を持った状態で提案やアイデアを出してくれる

つまり、ChatGPTを「うちの会社に詳しい秘書」のように育てられるわけです。

中小企業における導入メリットとは?

活用例としては:
• コールセンター業務の定型回答の自動化
• 社内のナレッジ管理AIとして活用
• 社員研修資料の要約・自動応答ボット化

など、「人手が足りないけど、AIに任せられることは任せたい」という現場にぴったりです。

注意点:セキュリティと情報管理もお忘れなく!

ただし、自社データをAIに学習させる以上、情報漏えいのリスクにも注意が必要です。
• ファインチューニング時には、クラウド環境のセキュリティ設定を確認
• 個人情報や機密情報は匿名化・マスキング処理をして学習させる
• 入力内容を学習に使わせない設定をしておく

こうした対策をあわせて実施することで、安心・安全なAI活用が実現します。

ChatGPT、使ってみたいけど何から始めたら良いかわからない・・・
業務効率化はしたいけど、使いこなせるか不安・・・
そんなお悩みがありましたら、お気軽にダイレクトメッセージをお送りください。
貴社の業務内容を伺った上で、最適なご提案をさせていただきます。

では今日もセキュアな一日を!

2025.07.14 「自律型AIボット」が標的型攻撃に悪用?企業に迫る“無限ハッカー”の脅威とは

ここ最近、セキュリティ業界をざわつかせているのが「AIエージェント型マルウェア」の登場です。

セキュリティ企業のSquareX社が発表したレポートによると、ChromeやEdgeなどのブラウザ拡張機能に紛れて、悪意あるAIボットがユーザーの操作を真似たり、勝手に通信を開始したりと、従来のマルウェアでは考えられない「自律行動」が確認されたとのことです。

このAIは、人間のように「目的に応じて柔軟に動く」ことができ、メールから機密情報を抜き出したり、内部の業務ツールを操作したりと、従来のスクリプト型攻撃の枠を超えています。

■ 経営者が注目すべきポイント
1. パターンに頼った防御は無力に
AIエージェント型の攻撃は、既知のウイルス定義ファイルでは検出が困難。人間のように動くため、”ルールベース”の対策だけでは不十分です。
2. 「クリックしない」だけでは防げない
攻撃者はAIに業務メールやチャットを分析させ、「自然な」やりとりで侵入を図ってきます。社員の一瞬の油断が命取りになる時代です。
3. 中小企業も狙われる理由
防御が甘い企業ほど、AI攻撃の“練習台”として狙われやすい傾向にあります。大企業だけの問題と思ってはいけません。

■ では、どう備えるか?

今後ますます進化するAI型サイバー攻撃に対しては、「多層防御」かつ「人の判断力」を高めることがカギになります。
• 次世代型UTM(統合脅威管理)の導入
AI行動に近い異常通信やパターンを検知することが可能です。CheckPoint製のUTMは、特にゼロデイ攻撃にも強い製品として知られています。
• セキュリティ研修の強化
「AIが自動で騙してくる」ことを社員に理解させ、怪しい挙動を“感覚的”に察知できるようにすることが、今後の重要な対策です。

AIが便利になればなるほど、その裏で悪用も進化していきます。
「自社は関係ない」と思っている企業こそ、今一度、自社の守りを見直すタイミングかもしれません。
ご不明な点がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

では今日もセキュアな一日を!